2025年の会員大会は,前年度に引き続きハイブリッド形式で6月4日(水)に開催しました。計303名(会場参加163名,Web参加140名)以上の参加者がありました。
プログラムは以下のとおりです。
会長あいさつ
会員の皆様のご尽力に感謝(姉川会長)
基調講演
最近の自動車政策の動向と充電インフラ(経済産業省)
CHAdeMO総会セミナー
- 2024年度活動報告・2025年度活動方針(CHAdeMO事務局)
- 北米事務所2024年度活動報告/2025年度活動計画
- 欧州事務所2024年度活動報告/2025年度活動計画
- 充電インフラ整備状況と新型充電器開発の取組み(e-Mobility Power)
- 次世代超急速充電器 SERA-400のご紹介(東光高岳)
- 高電力充電,自動充電の今後・EV急速充電器マッチングテストセンターETAC(TUVラインランド)
会員大会後に開かれた展示会・懇親会では,EV5台を含め,数多くの製品や資料の展示が行われ,和やか雰囲気のなか多くの会話がなされました。( 展示製品リスト )



プラグ・アンド・チャージ・ワーキンググループが始まりました
CHAdeMO協議会では、CHAdeMO充電規格に基づいたプラグ・アンド・チャージ機能の実現を目指し、技術的な検討と標準化を推進するためのプラグ・アンド・チャージ・ワーキンググループ(PnG-WG)を発足させました。2025年7月4日(金)にキックオフ・ミーティングがハイブリッド形式で開かれ、会場に17人、オンラインで40名が参加しました。
現在、ISO15118を始めとする後発の充電規格においては、充電時の利用料金決済を自動化する仕様を包含させることにより、決済時の利便性向上を実現し商用化しています。しかしCHAdeMO規格ではこれまで自動決済方法の規定がありませんでした。
セキュリティが担保された低コストかつ簡単な自動決済システムをCHAdeMO規格の仕様書として定義したうえで、さらに使い易い充電方式の実現を目指します。
普及部会が始まります
近年、EV市場は急速に拡大し、充電インフラの整備と技術革新が求められています。とくに充電規格の普及支援、国際市場への展開、充電技術やビジョンの情報発信は、EVのさらなる発展に不可欠です。
これらの課題に迅速に対応し、持続可能なモビリティ社会を実現するために、CHAdeMO協議会では、これまで分散していたインフラ普及や広報に関わる活動を、新たに設立する「普及部会」に統合することとしました。以下の3つの活動方針を柱とし、国内外のEV市場の発展に貢献していきます。
1: 普及支援
- 専門家によるセミナー・ウェビナーの開催
- 企業向けのワークショップの実施
- 相互互換性を確保するテストセンターの活動支援
2: 海外展開
- 充電インフラ政策の調査・分析(アジア、欧州、訪米)
- 現地パートナー企業や政府機関との連携強化
- 海外展示会・フォーラムでのCHAdeMO規格のアピール
3: 情報発信
- ニュースレターの配信
- 国際会議・展示会でのプレゼンテーション活動
- EV関連の国際フォーラムへの登壇