チャデモ協議会では、独立行政法人国際協力機構（ジャイカ：JICA：Japan International Cooperation Agency）において毎年4～5回の講演を行っています。今回は、おもに東京エリアで9月4日（木）から10月10日（金）にかけて開かれた一連のワークショップ研修コースの中で、EV充電システムの現状およびEVと家庭・建物・電力系統などとの双方向電力転送に関する講演を行いました。

このコースには11の経済圏から9名の各国・各地域代表者が参加しました。具体的にはカンボジア、ドミニカ共和国、エクアドル、エジプト、ホンジュラス、ケニア、ラオス、パキスタン、パレスチナ自治政府から、エネルギーや環境関連の政府関係者・研究機関研究員・大学教員などが参加しました。

ワークショップ終了後、研修プログラム参加者からは以下のようにコメントが寄せられました：
・ 講義によりEV充電インフラと管理について明確な理解が得られました。パキスタンにおけるEV導入計画に不可欠な知見と情報でした。
・ とても参考になる講義でした。自国でCHAdeMO充電システムの基本概念を応用したいと思います。
・ 箱守氏（講演者）の講義は、電気自動車の充電システムに焦点を当てたものでした。コネクタ規格の多様性、V2Xの応用、船舶の電動化など多くの興味深いトピックについて、明快に説明していただけました。講義の最後には箱守氏の所有する電気自動車の実物が紹介され、その特徴の説明と車両に関する質疑応答が行われました。学ぶところの多い講義でした。