6月16日~18日は今回で38回目を数える伝統あるEV会議、EVS38が開かれ、今年はスウェーデンのイエテボリでの開催となりました。チャデモからは、欧州事務局の山辺が、「充電信頼性の向上を目指して:CHAdeMO相互接続性テストセンタープロジェクト」と題して、チャデモの相互互換性テストセンタ(CITC)事業について発表しました。
この中で山辺は、欧米の主要市場で「4-5回に一回の充電トライが失敗していることは、EV採用をスピードアップさせるためのハードルとなっている」と問題提起。比較的成功率が高いとされるチャデモにおいても車両数・充電器種数の増大に伴ってエラーが増えていることを紹介した上で、チャデモ協議会の新たな取組としてのCITC事業の詳細を説明しました。
CITCの特徴として、車両側の品質チェックリストを作ったこと、まずは13基のチャデモバージョンや出力が様々な充電器を設置して1年半ほどテストセンターを運用したこと、結果をホワイトリストとしてウェブサイトに開示していることなどを挙げ、これまでの成果をまとめました。
一方、結果を評価して仕組みを改善するためのシステマチックなメカニズムが欠けるとして、現在の方法をよりよくするための方策を提案しました。
山辺が発表したプレゼン資料はこちらからご覧いただけます。