大出力CHAdeMO

EVに使用される電池は年々価格が下がり,より多くの電池をEVに搭載できるようになりつつあります。
電池容量が増えるに伴って充電の時間が伸びないように,充電速度の向上も求められています。
E-モビリティの関係者やEV所有者の期待に応えるため,CHAdeMOは150kW充電を含むCHAdeMO規格の改訂に取り組んでいます。

大出力化ロードマップ

200kWプロトコルの公開
連続出力100kW,最大出力150-200kW (400A/ 500V) の充電を可能にするCHAdeMO改訂版を正会員に公開
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大出力充電器の設置開始
CHAdeMO認証大出力充電器を主要幹線上に設置
350-400kW充電規格の開発 (TBD)
マルチスタンド・電力共有タイプの充電器による350-400kW充電 (350-400A x 1000V)
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CHAdeMO 200kW仕様

200kWで充電が可能になるということは,大容量電池を搭載したEVの充電のスピードが大幅に上がることを意味します。
充電器そのものや充電の仕組み等のプロトコル自体は大きな改定を必要としません。主な変更点はコネクタ部分にあります。

コネクタの進化ポイント

過温度対策
  • 温度センサまたは温度ヒューズを
    コネクタノズル部分に搭載
ケーブル温度の閾値
  • 接触箇所: 85°C以下
  • 取っ手部: 60°C以下
ケーブル温度の制御
  • 取っ手部/ケーブルに温度センサ搭載
  • センサフィードバックによる直流制御